FUN TO FLY HELICOPTER

ヘリコプター操縦士の為の資料とリンク、そして 別館併設・飛行機大好きおやじが撮った写真や模型などの趣味のおまけつき

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雲の写真のはじまりはじまり
空を飛んでいて、また山を歩いていて何気なく空を見上げてしまう
その姿は美しく見とれてしまうときもあり、また時としてこれでもかと言わんばかりに私たちを痛めつける。いや、痛められているのではなく、空の本質を理解できていないからかもしれない

と、堅苦しく考えずに素直に撮りました

snap_funfly_20086003638.jpg

テーマ:空の写真 - ジャンル:写真

梅雨前線への湿舌による対流不安定な成層状態
福岡から中国地方にかけて梅雨前線があり奄美では南からの暖湿気流の流入で5kt程度の風で層雲が発生していた
層雲

海には部分的な収束域に積雲列が発達している
積雲と高層雲

スムースエアーで時折層雲が発生している。ほとんど飽和状態なのであろう
層雲

高知県足摺岬にも層雲が発生。上昇気流がない限り安定を保っている。
層雲

高知の山間部は、強制上昇によって積雲が発生し、通過1時間後には発雷したと言う。対流不安定な成層状態が強制上昇によって不安定が顕在化した例
積雲


テーマ:空の写真 - ジャンル:写真

ウエザーレーダー
小型機パイロットが飛行するときに、よく活用する気象レーダー。
みんなどんな活用をしているのでしょうか
エコーは降水粒子を補足しているのであって、雲を捕らえているのではないことは判っています
まあ、単純にエコーをみて、そこを避けて飛んでるのでは・・・
しかし、実際に飛んでみると、降ってないはずのところが以外に天気が悪かったりして

こんな経験はよくあります

気象庁の気象レーダーは広範囲に検討する必要から、波長が5.7センチなので探知距離はすごいのです。
しかし、しとしと雨などに代表される層雲からの弱い雨
これは、レーダーにはつかまらずに、すっぽ抜けてしまいます
このステルスのような雨は、苦手分野だそうです。
そのかわり、対流性の雨は、得意分野。
レーダーは高度2000mの降水エコーを捕らえていますので、その下にあるエコーは表現されず、アメダスデータで修正されているようです。
それとて、すべてを捕捉できるわけではないですが

こういった層雲系の雨を見るには、東京アメッシュ と 大阪オークレーダー があります
これは、水道局が河川の洪水を警戒するために独自で設置しているもので、波長は3.2センチと短いものを使っています
東京都内や大阪府下のローカルフライトには、効果があると思います
また、気象庁のレーダーのように、高い高度を測っていないので、ブライトバンドによる、雨のオーバー表現もなく、実情に近いものと言われています
オークレーダーの場合は、特に奈良県は生駒山系の影響で抜けてしまうので実情と違うことが多いです

マサの勉強部屋
このホームページの 気象情報リンク集から見れます

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2008年7月21日 南からの暖湿気流の流入による層雲
本州の南海上には台風崩れの低気圧があって、南からの湿った空気が入ってきた
関東平野は、レーダーではエコーなし
赤外画像は、雲が写っておらず、可視画像でグレーの雲域が関東平野から山梨にかけて写っていました。いずれも表面は滑らかなので対流雲ではない。

20070721ASAS

2008072111時IR


飛んでみると、雲のトップは5000ftで層雲でした
上はピーカン
地上での調査どうりの明快な雲でした
層雲と富士山

夕方 旅客機で関西方面に移動中の写真です
夕方16時ころ
三重県上空 丁度 鈴鹿山脈の上あたりです
やはり、中部地方も暖湿気流の影響で、下層はもやっており、はっきりとここまで湿っていると言うことがわかります
日中太陽によって対流不安定となり、雄大積雲が発達しています
これも夕方なので、これ以上の発達はないでしょう
飛行機は、これらを避けながら降下していきました

200807211700IR


雄大積雲

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2008年8月6日の東京
20080806地上天気図
雄大積雲
ここのところ 奄美のあたりにあった低気圧からの暖湿気流の流入により前線が活発化して積乱雲の発達する不安定な天気が続いていました。
5日は、関東でも集中豪雨となって、下水菅の増水で作業中の方々が犠牲になられました。
本日も、局地的には雷がなるような予想でしたが、暖湿気流もそれほど入っていなかったようで、風はほとんど吹いていませんでした。
写真のように、雄大積雲にはなっていたものの、このまま消失してしまうような熱雷の卵があちこちで見られた程度でした。もっとも、上昇流が稼げる山間地は発雷が各地であったようです。
東京ヘリポート
8月14日 対流不安定な状況下・・・今日の飛行を振り返って
2008年8月14日15時の地上天気図
日本海から東北にかけて東西に長く前線が延びている
一方、南西諸島には低気圧 九州西には熱低があって、南から暖湿気流が(850hpaで15kt近畿)流入している
飛行前のチェックでも発雷はすでに始まっており、特に日本海側の山間部では、帯状にエコーがあって、熱界雷のような状況であった

2008081415jstASAS
往路 琵琶湖では、薄日も差し 大変きれいな景色を楽しんだ
不安定な天候とはいえ下層は(3000ft)いたってスムース

琵琶湖大橋

東の方は、雄大積雲で夕日も美しい

敦賀湾東から見た東のCB

仕事が終わって、帰り道
帯状のエコー(16時10分現在)は、琵琶湖にまで達し、下層は もやっとした天気で、薄気味悪い黄色をしている。
余呉の町あたりの雷雨を避けるため 東よりのコースをたどる
特に、界雷を除けば、熱雷の場合は雷本体のセルも限局しているので、逃げ道はあるはず。
あせらず、歌でも歌いながら行くとするか
写真は通過時刻のエコーで、丁度琵琶湖北部のエコーの端 東10マイルくらいを飛行した

レーダーエコー


ゆっくりと雲を眺めながら、どこが薄いかを見極める。
CB本体に入らなければ、抜け道は判断がつく。

20080814琵琶湖東岸から見た東の雲.jpg

10秒に1回くらいの落雷や、空中放電がある。
いわゆる 地上への落雷は 下に落ちるので、高みの見物だが 空中放電はとにかく不気味。
あたることもあるので、エコー本体からは回避方向で
写真は、動画で撮ったうちの空中放電の様子です。フレーム数から計算すると0.47秒の放電時間でした。

空中放電

<雷雨で痛い目にあわないために>

とにかくあせってはいけないと思う
私の場合の雷雨を避ける方法を記述します
この方法が良いかどうかはわかりませんが、登山で数々の怖い目に遭遇し、自分なりに観天望気を素人勉強し、編み出した現在での結論です

パイロットとして陥りやすいのは
とにかく 闇雲に飛行した後、雷雨に遭遇することで、にっちもさっちも行かなくなって、予防着陸を余儀なくされることです。
ITの発達した今でも良く聞く話

さて、計画段階では、天気図での雷の性質をつかんでおくこと
雷は、大まかに分けて、界雷と熱雷そして熱界雷の3つに分かれます
今回のように、熱界雷のような場合は、十分な事前チェックをしなければ、抜けられなくなります。
日本の場合はほとんどがマルチセル型の雷なので、一つ一つは小さな雷ができたりなくなったりで、それが、同じ場所でできるか、移動していくかと言うことなので、理屈を考えれば簡単です。
ひとつの雷は30分程度の寿命。
界雷は前線上に発達するのでベルト上に立ちはだかり、しかも移動するので厄介です。
そんなときは もちろん 飛行中止です。


今回は、熱界雷の変形パターン。
暖湿気流が、あらかじめ不安定なところに流入し、山地を利用して収束、ミニチュアの前線ができたようなものです。中層の南西風に乗って、CB群は東に移動して近寄ってはくるが、私が通過する時間中には 抜け道があったので、決行しました。

1. 昔と違って、携帯電話でも 時々刻々エコーが確認できるので、まず確認作業。そして 携帯のエコー画面を保存。
会社のバックアップも もらい 自身と 角度を高める。
2.エコーの位置を確認し、地図に大体の位置をマークする。
雷雨の発達状況や移動方向を把握しておく
3.飛行中は、事前知識で得られた 雷の位置関係と 実際のCBの状態を観察しながら、薄いほうへ回避するのが鉄則。そのときには、事前知識どおり、本体へは近寄らない方向で、直近のCBだけではなく見える限りの遠くの雲も観察し、路地を抜けるがごとく右へ左へ。
燃料を考えながら、目的地の方向へ近寄れば良しというくらいの気持ちで・・・
4.エコーで確認した本体以外にも、エコーで表示できないような極局地的な単独の雷雨もあり ベルーガなどから出るシャワーには注意し、中に絶対入らないようにする。その中は落雷の危険性極めて大きいし、中に入るとまったく前が見えなくなるくらいのスコール状態となって、怖い目にあいます。
「君子危うきに近寄らず」です

以上のことを実践し今までは怖い目にあいませんでした

絶対に、見るからに下が不気味な感じのCBの雲の中は飛行論外
雲下にも近寄らないことです。

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